アクアリウムをやめる時、意外と悩むのが 「水槽の処分方法」 です。
ガラスなのかアクリルなのか、サイズはどれくらいかによって処分方法が大きく変わります。
この記事では、魚の保護施設 ハッピーフィッシュプロジェクト が、水槽の正しい捨て方・売る方法・譲る方法までわかりやすく解説します。
■ 1. 自治体の粗大ごみ・不燃ごみとして処分する
最も一般的な方法が自治体のゴミ回収です。
● ガラス水槽
- 多くの自治体で 不燃ごみ または 粗大ごみ
- 40〜45Lの袋に入れば不燃ごみ
- 入らなければ粗大ごみ(200〜500円程度)
● アクリル水槽
- 可燃ごみ または プラごみ に分類される場合あり
- ただし大きいサイズは粗大扱いになることが多い
安全対策:
ガラス水槽は割れやすいため、新聞紙で巻き、養生テープで補強し「ガラス注意」と書いておくと安全です。
■ 2. リサイクルショップで売る
まだ状態の良い水槽は、リサイクルショップで買い取ってもらえることがあります。
ポイント
- フタ・ろ過器・ホースなど付属品が揃っていると高評価
- 60cm以上は需要が高い
- コケ汚れが残っている場合は買取不可が多い
■ 3. メルカリ・ジモティーで譲渡する
「まだ使えるけど売れない」という時に最も便利なのがフリマ・地域掲示板です。
● メルカリ
発送できるサイズが中心(30〜60cm水槽)
比較的売れやすいですが、梱包が大変。
● ジモティー
大型水槽(90cm〜120cm)でも 引き取り限定 にするとすぐ決まることが多いです。
初心者アクアリストからの需要が常にあるため、無料でもらい手が見つかりやすいのが特徴。
■ 4. アクアリウムショップや保護施設へ寄付する
使える状態(漏水なし)であれば、以下に寄付できる場合があります。
- 熱帯魚ショップ
- ペットショップ
- 学校・公共施設
- 生き物クラブ
- 魚の保護施設(例:ハッピーフィッシュプロジェクト)
特に保護施設では、水槽は常に不足しがちな備品のため、状態が良ければ歓迎されやすいです。
■ 5. 大型水槽(90〜120cm)の処分はどうする?
大型水槽は重くて運搬が難しく、自治体の回収も制限されることがあります。
おすすめ方法
- ジモティーの「引き取り限定」で出す
- リサイクルショップに先に相談する
- 知人や地域の学校・施設に譲渡する
※大型は割れやすいので、運搬時は必ず養生テープで補強すること。
■ 6. 処分前に必ずやること
処分する前に、以下を必ず行いましょう。
- 水槽を完全に乾かす
- 底砂・水草・コケを取り除き、空にする
- ガラスの場合、養生テープを格子状に貼って割れ防止
- フィルターやライトなどの器具類は別で仕分け
■ 7. 水槽を捨てる前に「本当に処分していい?」を考える
ハッピーフィッシュプロジェクトの活動から見ると、
水槽は捨てられるより 再利用 される方が圧倒的に需要があります。
「まだ使える」
「少し汚れているだけ」
そんな水槽でも、保護施設や初心者の方にはとても貴重です。
処分を迷う場合は、一度「譲る」という選択肢も検討してみてください。
■ まとめ:水槽の処分方法は5つ
- 自治体で粗大 / 不燃ごみとして処分する
- リサイクルショップに売る
- メルカリ・ジモティーで譲渡する
- ショップ・施設に寄付する
- 大型は「引き取り限定」での譲渡が最適
あなたの状況に合った方法で、安全に処分してください。

