🐟 魚のえさの主成分は実は魚?知っておきたい「金魚引き取り」と飼育の裏側

はじめに:金魚引き取りで見えてくる「命の循環」

私たちの施設では、飼育が難しくなった金魚を引き取り、健康状態を確認したうえで、新しい環境へと送り出しています。
金魚引き取りの活動をしていると、「金魚のえさって何でできているの?」という質問をよく受けます。

実はその答えは少し意外で、**魚のえさの主成分は“魚”**なのです。
今回は、金魚のえさの原料「フィッシュミール」について、そして命のつながりについてお話しします。


フィッシュミールとは?魚から作られる栄養のかたまり

フィッシュミール(Fish Meal)は、魚を原料にした高たんぱく質の粉末飼料です。
主にイワシ・サバ・アジなどの小魚、あるいは魚の加工時に出る副産物(頭・骨・内臓など)を再利用して作られます。

● 製造の流れ

  1. 原料魚を加熱して水分と脂肪を分離
  2. 残った固形物を乾燥
  3. 粉砕して粉末化

この工程でできるフィッシュミールは、栄養価が高く、保存性にも優れた飼料原料です。
近年では、資源を無駄にしない「サステナブル原料」としても注目されています。


金魚にとってのフィッシュミールの役割

金魚はもともとフナを品種改良した魚で、雑食性です。
自然界では昆虫や小魚も食べるため、魚由来のたんぱく質は体に合っています。

● フィッシュミールに含まれる主な栄養

  • アミノ酸:筋肉や体の成長に必要
  • オメガ3脂肪酸(EPA・DHA):免疫力や発色の維持に効果的
  • ミネラル(カルシウム・リンなど):骨や鱗の形成をサポート

つまり、フィッシュミールは金魚の健康・成長・色つやを支える重要な原料なのです。


フィッシュミール不使用のえさもある?

最近は、「フィッシュミール不使用」や「植物性たんぱく質主体」のえさも登場しています。
これは、環境負荷を減らしたり、魚の資源を守るために作られた代替フードです。

代表的な原料としては:

  • 大豆たんぱく
  • 小麦グルテン
  • スピルリナ(藻の一種)
  • 昆虫たんぱく(ブラックソルジャーフライなど)

植物性フードは消化が良く、水の汚れを抑えられるというメリットがあります。
ただし、金魚の体質によっては魚由来たんぱく質を完全に抜くのが難しい場合もあるため、魚粉と植物原料のバランスが大切です。


命をつなぐ「金魚引き取り」とフィッシュミールの共通点

「魚が魚を食べる」という構造は、一見すると不思議に感じるかもしれません。
しかし、自然界では命が命を支えることが普通です。
フィッシュミールは、食用にならなかった魚を無駄にせず、別の命を支えるために再利用している——つまり命のリサイクルなのです。

私たちの金魚引き取り活動もまた、同じ考え方に基づいています。
飼い主さんが育てきれなくなった金魚を新しい環境へとつなぐことで、命を絶やさず循環させていく。
それが私たちの使命です。


金魚引き取りを考えている方へ

もし「引っ越しで飼えなくなった」「水槽の管理が難しい」などの理由で金魚の世話が続けられなくなったとき、どうか捨てずにご相談ください
私たちは、1匹でも多くの金魚が安全な環境で暮らせるように、責任を持って引き取っています。

金魚引き取りは、金魚を手放すことではなく、命を次につなぐことです。


まとめ:金魚を大切にするすべての人へ

金魚引き取りは「命をつなぐ」活動

フィッシュミールは魚由来の高たんぱく原料

金魚の健康・発色・成長に欠かせない栄養源

植物性えさや代替たんぱくとのバランスも重要

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